花王石鹸・真弓
第5話

前回のつづき。
はたしてビニールに勝つことは出来るか!
ビニールに勝つにはナイロン?
違うって!


色っぽい下着って・・・・

 

「月光が生まれてからしてないって事は、

 えーっと・・・妊娠期間も入れると・・・一年半になるのよ!

 こんな長期間してないなんて、普通じゃないと思うのよね〜」

普通かどうかは私にはねぇ?

あたしゃカウンセラーじゃないからねー(笑)。

「どう思う?」

(って言われても、アンタ!)

「このことで、時々ダンナとケンカするんだけどさぁ、

 『お前、したいの?』って言われちゃうの。

 したいとかしたくないじゃなくてさぁ・・・、んー、

 あれをすること夫婦の大事な

 コミュニケーションの一つだと思うのよ

(結局はしたいんじゃないの!素直じゃないねー)

「友達にも相談したんだけど、

(もう相談しているなら、私に話さなくても・・・)

 『色っぽい下着でも着てチラチラしてみるってのはどう?』だって」

なんだか、昼間のラジオの「人生相談」の答えみたいだよね。

おじさんの回答者が、

「奥さーん、色っぽい下着でも付けて甘えてごらんよ」

ってよく言っているもの。

無責任な答えですねぇ(笑)。

「それでね、やってみたわよ」

(やったんかい?(笑)

 よく、通販で売ってるロマンチックな下着かしら?)

「そしたら、

 『何て恰好をしてるんだ。風邪ひくぞ。何か着ろ』って言うの。

 もう!話しにならないのよ」

(見るに耐えないモノだったりして)

 

たいして親しくもない私にこんなことまで言うなんて、

こりゃ、そうとうたまってますねぇ。

(ストレスがですよ(笑)、男じゃないから)

コミュニケーションがどうこうって綺麗なこと言ってるけどね。

要は欲求不満なんだろうね。

くわばら、くわばら。


いいじゃん、減るもんじゃなし

 

挿し絵のために「色っぽい下着」について、なっちゃんと話した。

「色っぽい下着ってスケスケのとか、横が紐になっていて
 
『いつでもOKよーん』って感じのとかかな?」

「通販のカタログに載っているのはそういうのよね。
 どれも『買う人いるの』っていうものばっかり(笑)」

「あんた、ロマンチックって書いてあるやんけ!
 ホントは
密かに買って鏡の前でうっとりしてんじゃねぇの?」

「・・・自分で見るものじゃなくて、人に見せるものなの!」

「まぁ、そりゃそうだ。
 ところで、そういう下着の中で
 ”スケスケでアソコの部分が、
   縦に穴が開いている”

 っていう、およそ下着の役目をしないものがあるだろ?
 ありゃ、何のためだ?
 するなら
脱ぎゃいいだろ?(ちょっと意地悪)

「・・・・はいたまま、おしっこができる・・・・」

「わはは・・・・、実験だ!すぐ実験だ!
 金は出す!
 すぐそのパンツを買うのだ。
 はいたままおしっこができるか
確かめよう!
 立会人はオレだ!」

「バッカじゃないの!どこにおしっこしているところ見せる人がいるの。
 それにそんな下着、通販でも
はずかしくて買えないわよ!
 自分で買って想像でもしていれば!」

「じゃぁ、買ったら実験してくれるか?
 
うんちもできるか試してくれ!

「がちゃ!」

 

どうも今回は本格的に嫌われたらしい。

あのぅ、本来の使用法で・・・

はいている姿を見せてもらうだけでいいです。