カモネギ
第11話

きっとしばらくすると同じ展開になりますね。
「よそで会いたいよー」って。
「ぼく、あなたと
したい」って言わないかなー。


嵐のあと

 

恵子ちゃんとけんか(けんかとは言わないな。あれは)した次の日。

ヤツは来た。

「おはよー。」

「いらっしゃいませ。カモネギさん」

「あのさー、昨日のことなんだけど・・・

 ママー、俺、恵子ちゃんになんかまずいこと言ったかな?」

「カモネギさん、覚えてないの?」

「う・・・ん。恵子ちゃんがすごく怒ってたのは覚えてる。」

「覚えてないの!?たしかに恵子ちゃん、怒ってたよ。」

「ママ、俺何言ったんだ?」

「ここで会うのはデートじゃないとか、

 この店以外で会いたいとか・・・・

 恵子ちゃんは自分の時間のあいてるときは

 カモネギさんとデート出来るように努力してきたのに、

 それを全部否定されたようなこと言われたからねー。

 そりゃ、怒るよ。」

「そうかー。俺、何を言ったんだかあんまり覚えてないんだ。」

(よく言うよ。しらばっくれてさー)

「もう、恵子ちゃんとはだめかな〜。」(悲)

「しばらく時間をおいてみたら?」

「うん。もし彼女が来たら電話ちょうだい。すぐくるからさ」

ホントっぽいから怖い(笑)

しかし、なんだねぇ〜・・・

”俺は女の子には弱いんだ”っつーのは、こういうことを言うんだね。

きっと恵子ちゃんが電話したら犬みたいにシッポ振って来るんだろうな。

「あと、一回くらい使えそうだな。」とママ。

うーん。不景気だからね

(関係ないって)