おしつけまショウ
理不尽だからしょうがないよね

なんじゃい!
ただのぼろ車じゃんか!


それから一週間後のことです。

オイル警告灯点灯!

こりゃプレッシャースイッチ逝っちゃったかなー。

まあ、エンジンの中がOKなら良いでしょ。

取り敢えず、前回の店、

トヨタカローラ神奈川に入庫。

「警告灯点いちゃった。プレッシャースイッチかな?

   点検していただけます?

   新車で買ったから保証のあるうちに直さないとね」

窪田「多分そうだと思います。

     では少々お待ち下さい」

待つこと二十分、

「やはりプレッシャースイッチの故障だと思われます。

   ただ、エンジン内部がかなり汚れているのも事実ですので

   フラッシングした方が良いかも知れません」

「マニュアルに書いてある通りの使用方法ですよ。

  オイル交換は一応一番良いオイルを一万キロごと

  に交換しているし・・・

  フラッシングで油膜が切れないの?

  それってエンジンに悪くない?

「・・・・それは確かに

 とにかく、修理をいたします。

 ちょっと、警告灯は直せないかも知れません」

入庫後二日経過、待ちに待った電話。

「修理完了いたしましたのでお持ちいたします」

「えっ、取りに行かなくて良いの?ありがとう」

わざわざ持ってきてくれるなんてさすがトヨタ、感心感心。

「時間かかりましたねー」

「はい、窪田の方から言われまして全て点検いたしました。

 今回タペットの調整も致しましたので少々時間がかかりました」

「えっ?タペット調整?

  そんなことまでやってくれたの。

  このエンジンってアジャスター付いてるのかな?

  それともアウターシムですか?」

インナーシムです」

こりゃ申し訳ないよね。

二十個のバルブクリアランスをインナーシムで調整なんて。

「ありがとうね。そりゃ大変だったでしょう。

   俺はできないなー、まず根気がない」

「いえいえ、慣れていますから」

この時はホントに申し訳なく思ったんですよ。

普通に頼んだらいくらかかるんだろう。

やはり、新車は保証がしっかりしてるなーと思った次第です。

でも警告灯は直ってなかった。

しょうがないよね、センサーがいかれてるんだから。

交換しろとは言えませんね。

そして、二週間後。

心うきうき、朝の三時に起きてクワガタを採りに行ったのですよ。

丹沢まで。

クワガタが好きなんです。特にミヤマクワガタが。

でもその日は収穫無し。

いつもの通り、唸れエンジン!とばかりの全開走行。

だって全線ワインディングなんだモン。

でもね、途中で気が付いたの。

いつも点いたり消えたりの警告灯が点きっぱなしだって。

秦野中井インターから東名に乗り一路横浜へ。

もう五時半だ。六時半までに仕事場に着かなくてはならない。

百四十キロぐらいで巡航。

あれ?回転重くない?

ばき!

あっ、エンジンが止まる。脇に寄せなきゃ。

止まる、止まる、止まった!

なんじゃい!これは。

点検から返ってきたばかりだぞ。

エンジンルームを開ける。

少し煙がでている。

オイルの臭い?

こりゃJAFだ。緊急電話だ。

しかし、明け方の高速は怖いね。遠慮なくみんな飛ばすモンね。

他人のこと言えないけど。

待つこと三十分。JAF到着。

「あっ、こりゃだめだ。レッカーするしかありません。

  厚木のインターの側にトヨタがありますけどそこまでで良いですか?」

「はぁ、しかたありません」

レッカーされる車に乗ったのは初めてじゃ!

厚木を降りて愛甲石田の方へ。

「じゃ、ここに車おいて良いですね。

  後、これが請求書です」

やっぱりね。金五万円也

店に横付けで車を降ろす。

店の看板にはこう書いてあった。

トヨタカローラ神奈川

で、

 

長いからまだ続きますよ。